ダンホールキャンプ
「ダンボールキャンプやるどー」「よっしゃー ! 仲間集めていいのー」「仲間はずれがないようにしてねー」「たけー、ごうー、はるー、こっちに入れー」。幼稚園の子ども達を入れてくれる上級生達。
少し寒い季節が近づいてくると「ダンボールキャンプ」をやる。仲間達と設計し、当日はダンボールで家、基地を作り、寝袋で1泊する。子ども達はコレが大好き。僕らは2週間前になるとダンボールを集め始め、車に積んだダンボールを子ども達がセッセと運んでくれる。子ども達のやる気が見えてくる。
土曜日の当日。「バカボーン、何時から家作るの?」「弁当食べて1時からー」「アー、早く作りてー ! 」。「もう1時か。ё氏、作るどー! 集合 ! 」。ガジュマルの木下で、一人ぼっちの人がいれば仲間に入れてあげること、朝まで壊れない屋根を作ること、壊れないために三角のダンボールを使うこと、などなど。
この日はとっても暑く、27℃。夏を思い出す状態。暑い中、張り切ってみんな作り始める。作りながら汗ダクダク状態で、キーパーの水を入れ替えいるは、Tシャツ脱ぐ子がいるは、おやつはアイスキャンディーになるは、寝るとき大丈夫かなと思うほど。
なんやかんやで、4時間で完成した。外から見るとテーゲーに思うけど、中をのぞくとそこは子どもの世界。寝るとこ、トランプをするとこ、星を見るとこ、隣の家とつなぐ道・・・。迷路の中に自分達のビジョンがある。
夕食を食べ、お風呂に入り、寝袋を持って夜にわんぱく家に集合。荷物を持ち、懐中電灯片手に、真っ暗なダンボールの家に入っていく。次々集まる仲間達。送りに来た親たちもダンボールの家にお邪魔していく。のぞいて行く親達に子どももニコニコ。
全員外に集めて、肝だめしじゃなく、「ナイトウォーク」を始める。「あのよ、懐中電灯は持たんよ。仲間と手をつないで。静かに歩くよ」。住宅街を抜け、山道に入り、草の上で耳を澄まし、真っ暗な中、いろんな「音」を聞く。暗い山道を静かに歩くのもおもしろい。
夜の散歩が終わると、それぞれのおうちへ。寝袋を出しながら、ゆんたくしたり、おやつの交換をしたり、心理テストをする子もいれば、トランプや将棋をする子もいる。初めて泊まる子もみんなの中でみょーに盛り上がって・・・眠れない子もチラホラ。
朝は、6時起床。でも5時くらいから起きてんのー。ガムテープをはずしてダンボールを資源ごみへ。全部で400㎏。3600円になりました。ビール1ケースは買える・・・ちがうかー。リサイクルのために働いてくれます。うれしいねー。ダンボールキャンプの1泊がチョー楽しかったようです。
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