バカボンのつれづれ

　朝の宿題時間が終わった10時ごろ、外に出て溶接グラスをのぞくと、太陽がつきに隠れ始めている

　「おーい ! 日食が始まったどー ! 」。子ども達が部屋から飛んでくる。日食クラスを何名かが持っている。「あーっ、太陽がかけてる ! 」「見せて見せて ! 」。外で光るどろ団子作りをしている子も空をながめる。

　　　
　
　時間がたつに連れて、だんだん暗くなる。「昼間に暗くなるってすごいー ! 」「おーっ、大昔は真っ暗になるとみんな怖がったみたいだよー」「もっと真っ暗になってダイアモンドリングみたいー ! 」「真っ暗になるところにいってみてー! 」

　なにやら月と太陽の「直径」と地球からの「距離」が「1:400」で完全に重なるらしい。不思議です。

　　

　太陽が、約90％かけた頃に、太陽の周りに「虹(？)」のようなわっかができていた。宇宙との出会い。自然との出会い。初めての体験に子ども達は真剣そのもの。あ~皆既日食が見てー !

　

　「次、日食になるのいつごろ？」「26年後ばーよー」「タイガが33才かー ! ルナなんか子どもが5人くらいいるんじゃねーの」「バカボンは何歳？」「うーんと、今〇才だから・・・ゲーッ7４才だばーよー　じいさんやっし・・・。」　あー、人間の人生なんてわずかつれづれ。ショックじらーしながら、宇宙の神秘さを感じるのれした。